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エアコンの室外機が動かない原因は?直し方と修理代を解説

エアコンのスイッチを入れたのに、なぜか涼しい風が来ない。もしかして室外機が動いてないのでは、と不安に感じていませんか。ファンが回らない状態を見ると、一体何が原因なのか、自分でできる直し方はないものかと焦ってしまいます。故障を確認する方法も分からず、もし専門業者に頼むことになれば修理代はいくらかかるのか、心配は尽きません。

実は、シャープ製などのエアコンで見られるように、単純にリセットボタンを押すだけで解決する場合や、室外機が止まる原因と対処法を知っていればご自身で対応できるケースも少なくありません。この記事では、エアコンの室外機が動かなくなった際に考えられる原因から、ご家庭で試せる具体的な対処法まで、分かりやすく解説していきます。

  • 室外機が動かない主な原因
  • 自分でできる簡単な対処法と直し方
  • 故障が疑われる症状の見分け方
  • 修理が必要な場合の費用相場

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目次

エアコンの室外機が動かない時の原因

  • 室外機が動いてないのはなぜですか?
  • 動かない主な原因は何ですか?
  • 自分で故障を確認する方法は?
  • ファンが回らない 直し方を解説
  • まずはリセットボタンを試してみる
  • 専門業者に頼んだ場合の修理代

室外機が動いてないのはなぜですか?

エアコンの室外機が動いていないと、冷房も暖房も効かなくなります。これは、室外機が室内機と連携して「熱の移動」という重要な役割を担っているためです。室外機は、部屋の中の熱を外に放出したり(冷房時)、外の熱を吸収して部屋の中に送り込んだり(暖房時)する心臓部と言えるでしょう。

この熱の移動を行っているのが「冷媒ガス」です。室外機内部にあるコンプレッサー(圧縮機)が冷媒ガスを循環させることで、熱交換が可能になります。したがって、室外機が停止している状態では、この冷媒ガスの循環が完全に止まってしまい、室内機がただの送風機になってしまうのです。

ただし、室外機が動いていないからといって、必ずしも故障とは限りません。例えば、エアコンが設定温度に達した際に一時的に運転を停止する「サーモオフ機能」が働いている場合や、運転モードが「送風」になっているだけ、という可能性も考えられます。まずは慌てずに、エアコンがどのような状態で停止しているのかを確認することが大切です。

動かない主な原因は何ですか?

エアコンの室外機が動かなくなる原因は多岐にわたりますが、大きく分けると「設定や環境の問題」「電気系統のトラブル」「部品の物理的な故障」の3つに分類できます。

設定や環境に起因する問題

最も多く、そして簡単に対処できるのがこのケースです。

  • 運転モードの間違い:冷房や暖房ではなく、「送風」や「内部クリーン」モードになっていると室外機は作動しません。
  • サーモオフ機能の作動:室内の温度が設定温度に達すると、省エネのために室外機の運転が自動で一時停止します。これは正常な動作です。
  • 室外機周辺の障害物:室外機の吸込口や吹出口の周りに物があったり、植物が覆いかぶさっていたりすると、放熱がうまくいきません。結果として、内部の温度が上昇し、安全装置が働いて運転を停止させることがあります。
  • 汚れの蓄積:フィルターや熱交換器(フィン)にホコリやゴミが溜まると、熱交換の効率が著しく低下し、動作不良の原因となります。

電気系統のトラブル

次に考えられるのが、電力供給に関する問題です。

  • 電源プラグやブレーカー:単純にコンセントが抜けている、またはエアコン専用のブレーカーが落ちていることがあります。
  • 制御基板の故障:エアコンの頭脳である制御基板に不具合が生じると、各部品へ正しく指令が送られなくなり、室外機が動かなくなります。

部品の物理的な故障

長年の使用による経年劣化などが原因で、部品自体が故障している可能性もあります。

  • ファンモーターの故障:ファンを回転させるモーターが壊れると、熱を放出できなくなり、コンプレッサーの過熱などを引き起こして停止します。
  • コンプレッサーの故障:冷媒ガスを圧縮する最も重要な部品であるコンプレッサーが故障すると、室外機は機能しません。修理費用が高額になることが多い箇所です。

これらのように、原因は様々です。まずは簡単な設定ミスや環境要因から確認していくことが、問題解決への近道となります。

自分で故障を確認する方法は?

専門業者に連絡する前に、ご自身で故障かどうかをある程度切り分ける方法がいくつかあります。これにより、不要な出費を避けられるかもしれません。

1. エラーコードを確認する

多くのエアコンは、何らかの異常を検知すると室内機のランプが点滅したり、リモコンの液晶画面にエラーコード(アルファベットと数字の組み合わせ)を表示したりします。このエラーコードを、お使いのエアコンの取扱説明書やメーカーの公式サイトで調べることで、不具合の内容や箇所を特定する大きな手がかりになります。まずはエラーが表示されていないかを確認してみましょう。

2. 応急運転スイッチを試す

リモコンの故障や、リモコンからの信号を室内機がうまく受信できていない可能性も考えられます。ほとんどのエアコン本体には「応急運転」または「強制冷房」といったスイッチが付いています。このスイッチは、エアコンの前面パネルを開けた内側にあることが多いです。
この応急運転スイッチを押してみて室外機が動き出せば、問題はリモコン側や室内機の受信部にある可能性が高まります。逆に、応急運転でも室外機が全く動かない場合は、エアコン本体や室外機に何らかの故障が発生している可能性が高いと判断できます。

3. 異音や異臭がないか確認する

室外機が動こうとする際に、「ガガガ」「キー」といった普段とは違う金属音や摩擦音が聞こえたり、焦げたような臭いがしたりする場合は注意が必要です。これはファンモーターやコンプレッサーといった内部部品が物理的に破損しているサインかもしれません。このような症状が見られる場合は、無理に動かそうとせず、すぐに運転を停止して専門業者に点検を依頼することをおすすめします。

ファンが回らない 直し方を解説

室外機のファンが回らない場合、故障を疑う前に試せる対処法がいくつかあります。簡単な作業で改善することもあるため、ぜひ一度確認してみてください。

1. 電源の入れ直し(リセット)

電子機器の不具合で基本となる対処法ですが、エアコンにも有効です。エアコン内部のマイコンが一時的なエラーを起こしている可能性があります。
まず、リモコンでエアコンの運転を停止してください。次に、エアコンの電源プラグをコンセントから抜き、専用のブレーカーも落とします。そのまま5分から10分ほど放置し、内部の電気を完全に放電させましょう。時間が経過したら、再びブレーカーを上げ、電源プラグをコンセントに差し込みます。そして、リモコンで運転を再開してみてください。この操作でシステムがリセットされ、正常に動き出すことがあります。

2. 室外機周辺の環境改善

室外機は、空気を取り込んで熱を排出することで機能しています。そのため、周囲の風通しが非常に大切です。
室外機の吹出口の前や、側面・裏側の吸込口の近くに、植木鉢や物干し竿、自転車などを置いていないか確認してください。メーカーは、室外機の周囲に一定のスペースを確保することを推奨しています。障害物があれば全て取り除き、十分な空気の流れを確保しましょう。
また、落ち葉やビニール袋などがフィンに付着している場合は、ほうきや掃除機で優しく取り除きます。ただし、フィンは非常に薄く変形しやすいため、強い力でこすらないよう注意が必要です。

これらの対処法を試してもファンが回らない場合は、ファンモーターの故障など、専門的な修理が必要な可能性が高まります。無理に自分で分解しようとせず、業者へ相談するのが賢明です。

まずはリセットボタンを試してみる

前述の電源プラグの抜き差しによるリセットと似ていますが、機種によってはリモコン自体に「リセットボタン」が備わっていることがあります。これは、先の尖ったもの(つまようじやボールペンの先など)で押すタイプの小さなボタンであることが多いです。

このリセットボタンは、リモコンの設定を工場出荷時の状態に戻したり、リモコン内部のエラーを解消したりする役割を持ちます。リモコンの表示がおかしい、操作を受け付けないといった場合に有効な手段です。リセットボタンを押すと、時刻やタイマー設定などが初期化されることがあるため、再設定が必要になる点は留意しておきましょう。

また、エアコン本体側にも応急運転スイッチとは別に、リセット用のボタンや操作手順が用意されている場合があります。これらはメーカーや機種によって操作方法が大きく異なるため、必ず取扱説明書を確認してから行ってください。

一時的な通信エラーや設定の不具合であれば、これらのリセット操作で改善する可能性があります。業者を呼ぶ前に試す価値のある、最も手軽な対処法の一つと言えます。ただし、リセット操作を試しても状況が変わらない、または頻繁に同様の症状が再発するようであれば、基板の故障など根本的な原因が潜んでいることも考えられます。

専門業者に頼んだ場合の修理代

自分で対処しても室外機が動かない場合、専門業者による修理が必要になります。修理費用は、故障の原因や交換する部品、作業の難易度によって大きく変動します。あくまで一般的な目安として、以下に主な修理箇所の費用相場をまとめました。

故障箇所・作業内容修理費用の目安(出張費・技術料込み)
制御基板の交換22,000円 ~ 44,000円
ファンモーターの交換15,000円 ~ 31,000円
コンプレッサー(圧縮機)の交換55,000円 ~ 100,000円
冷媒ガス漏れの修理と補充25,000円 ~ 48,000円
四方弁(冷暖房切替部品)の交換50,000円 ~ 150,000円
パワートランジスタの交換22,000円 ~ 35,000円

このように、特にコンプレッサーや四方弁といった心臓部の修理は非常に高額になる傾向があります。

修理か買い替えかの判断基準

修理を依頼する前に、お使いのエアコンの使用年数を確認することが大切です。
一般的に、エアコンの設計上の標準使用期間は約10年とされています。また、メーカーは製造終了後、修理用部品を約10年間保有することが定められています。
もし、設置から10年以上経過しているエアコンで、高額な修理費用(例えば5万円以上)の見積もりが出た場合は、修理をせずに新品に買い替える方が長期的に見て経済的であるケースが多いです。最新のエアコンは省エネ性能が格段に向上しているため、毎月の電気代を節約できるというメリットもあります。


室外機がうるさいと感じた時の対処法

  • うるさいけど部屋は涼しい場合
  • シャープ製エアコンで多い症状
  • 急に止まる原因と対処法は?
  • エアコンの室外機が動かない・うるさい問題

うるさいけど部屋は涼しい場合

室外機から音がするのはある程度自然なことですが、その音が「うるさい」と感じる場合、故障のサインである可能性と、正常な動作音である可能性があります。部屋が問題なく涼しくなっている場合は、後者のケースも十分に考えられます。

正常な動作音の例

  • 運転開始・停止時の音:「カチッ」「ポコポコ」といった音は、内部の部品が作動したり、冷媒ガスが流れたりする音であり、異常ではありません。
  • コンプレッサーの作動音:「ブーン」「ウィーン」という低くうなるような音は、コンプレッサーが稼働している音です。特に冷房能力を高く設定している時や、外気温が高い時は音が大きくなる傾向があります。
  • 霜取り運転中の音:暖房使用時、冬場に室外機が一時的に停止し、「プシュー」「シャー」という音がすることがあります。これは、室外機についた霜を溶かすための「霜取り運転」の音で、正常な動作です。

注意が必要な異音の例

一方、以下のような音が聞こえる場合は注意が必要です。

  • 「ガタガタ」「ガラガラ」という振動音:室外機の設置が不安定で、土台と共振している可能性があります。また、内部のファンに異物が接触していたり、部品が緩んでいたりすることも考えられます。
  • 「キーン」「キー」という金属音:モーターのベアリングなど、内部の潤滑油が不足しているか、部品が摩耗しているサインかもしれません。
  • 断続的な異音:コンプレッサーが正常に起動できず、オンとオフを繰り返している可能性があります。

部屋が涼しくなっていても、上記のような異常音が続く場合は、故障の前兆である可能性も否定できません。放置すると重大な故障につながることもあるため、一度専門業者に点検を依頼すると安心です。

シャープ製エアコンで多い症状

特定のメーカーについて断定的な言及は難しいものの、シャープ製エアコンをはじめ、多くの高機能エアコンには独自の機能が搭載されており、それが動作音の原因として認識されることがあります。

例えば、シャープ製エアコンに搭載されている「プラズマクラスター」機能は、イオンを発生させるためのユニットが作動する際に、わずかな動作音(ジーという音など)が生じることがあります。これは故障ではなく、機能特有の音です。また、フィルター自動お掃除機能が作動している際にも、内部でモーターやブラシが動く音が聞こえます。これらの音は、エアコンが正常に機能している証拠とも言えるでしょう。

もちろん、シャープ製エアコンでも、前述したような一般的な部品(ファンモーターやコンプレッサー)の経年劣化による異音は発生します。もし、「購入当初は聞こえなかった音がする」「明らかに異常な音がする」と感じた場合は、機能特有の音ではなく、何らかの不具合が発生している可能性を考え、取扱説明書のエラーコード表示を確認したり、サポートセンターに問い合わせたりすることをおすすめします。メーカーごとの特徴を理解しつつも、基本的なチェックポイントは他のエアコンと変わらないと考えるのが適切です。

急に止まる原因と対処法は?

運転中にエアコンの室外機が急に止まる現象も、よくあるトラブルの一つです。これも必ずしも故障が原因とは限りません。

1. サーモオフ機能(正常動作)

最も一般的な原因は、室内の温度がリモコンの設定温度に到達したことです。エアコンは部屋を冷やしすぎたり暖めすぎたりしないよう、設定温度になると自動的にコンプレッサーの運転を止め、室外機を一時的に停止させます。そして、室温が設定から外れると再び運転を再開します。これは省エネのための正常な機能であり、「サーモオフ」と呼ばれます。もし、しばらくして自動で運転が再開するようであれば、全く問題ありません。

2. 室外機の過熱による保護装置の作動

夏の炎天下で長時間運転を続けると、室外機自体が高温になりすぎることがあります。特に、直射日光が当たる場所に設置されている場合や、周辺の風通しが悪い場合は熱がこもりやすいです。室外機には、内部の部品を過熱から守るための保護装置が内蔵されており、一定以上の温度になると安全のために運転を強制的に停止させます。
この場合の対処法としては、まず運転を一度停止し、室外機が冷めるのを待つことです。可能であれば、よしずやすだれなどで日陰を作ってあげると、過熱を防ぎ、節電にもつながります。

3. 汚れや目詰まりによる運転停止

前述の通り、室外機の熱交換器(フィン)やフィルターがホコリやゴミで目詰まりしていると、熱交換が効率的に行えません。これにより、システムに過剰な負荷がかかり、保護装置が働いて運転が停止することがあります。定期的な清掃は、このような突然の停止を防ぐためにも大切です。

これらの原因に心当たりがなく、頻繁に運転が止まる、または停止後なかなか再開しないといった場合は、制御基板やセンサー類の故障も考えられるため、専門家による診断が必要です。

エアコンの室外機が動かない・うるさい問題

この記事では、エアコンの室外機が動かない、またはうるさいと感じた際の様々な原因と対処法について解説しました。最後に、重要なポイントをまとめます。

  • 室外機が動かない原因は故障とは限らない
  • まずはリモコンの運転モードが「送風」になっていないか確認する
  • 設定温度に室温が達すると「サーモオフ機能」で一時停止するのは正常
  • 室外機の周りに物を置かず風通しを良くすることが基本
  • 電源プラグの抜き差しやリセットボタンで一時的なエラーが直ることがある
  • エラーコードが表示されたら取扱説明書で内容を確認する
  • 応急運転スイッチで本体側の故障かリモコン側の問題かを切り分ける
  • ファンに付着したホコリやゴミは優しく掃除する
  • 「ガタガタ」「キーキー」といった異音は故障のサインかもしれない
  • 正常な動作音(コンプレッサー音、霜取り運転音)と区別することが大切
  • 夏の直射日光による過熱で保護装置が働き停止することがある
  • 設置から10年以上経過したエアコンの修理は慎重に検討する
  • 高額な修理費用がかかる場合は新品への買い替えが経済的な場合もある
  • 最新機種は省エネ性能が高く電気代の節約につながる
  • 自分で対処できない異音や症状は無理せず専門業者に相談する

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